本日は韓国でNRK ACADEMYの代表として活動されている、Kim Hyeonsookさんのインタビュー記事をお送りします。メディアビューティー修士号をもち、数々のシンポジウムで講演を行うなど、様々な場所で活躍されているKimさん。本日はそんなKimさんにアートメイクを仕事にする上で大事にしたいことや、思いをお聞きしたいと思います。

Profile

Kim Hyeonsook

光云大学院にてメディアビューティー修士号を取得し、韓国初の中国人を対象した実験論文を発表(2016年)。また美容国家資格取得や看護助務士国家資格取得している。
韓国の美容分野において数々の表彰や実績を持ち、現在はヌーボレブコリア(NRK ACADEMY)代表として活動中。

アートメイクに興味を持った理由やアートメイクでのキャリアを始めたきっかけは何ですか?

映画、CM広告メイクアップに携わっていく中で、自然とアートメイクに接するようになりました。ある日、ごく自然で美しいブラウンカラーのアートメイク眉を目にしたとき、その魅力に惹きつけられました。

 

Kimさんにとってアートメイクを通して、一番印象に残ったエピソードは何ですか?

韓国人初となる、中国人を対象とした実験に関する修士論文を発表したことです。
韓国では当時、中国人を対象とした実験に関する論文がなく、実験や論文の執筆ができない状況でした。しかし、中国で活動を行なっていたことから、中国の方々の唇を対象としたアートメイク関連の論文を書くことができました。

 

得意分野や、普段の施術で力を入れていることは?

アートメイク(眉、アイライン、頭皮、ヘアライン、リップなど)特に傷跡カバーを得意としています。色素によってはレーザー除去が難しかったり、痛くて怖がる方が多いですが、独自で開発した「カモコレクション」という技術により、色を満遍なく拡散させ、粒子を細かくすることによって、色を目立たなくすることができます。

PMUアーティストとしての今後の展望を教えてください。

Kim:お客様のコンプレックスを克服してあげることによって、より美しくするというこの職業は、大いなる可能性を秘めていると思います。メイクアップアーティストとして活動する中、特に花嫁のメイクアップをする時は、0から1を生み出すようなワクワクした気持ちになります。アートメイクも同様に、足りない部分を補いながら、本来その人がもつ魅力と美しさを引き出すことができると思っています。そして、それを業としていることに対してプライドをもち、達成感を得ています。
アートメイク市場が大きくなるにつれ、競合も増えてくると思いますが、時代の流れとともにトレンドも変わるため、それに応じた変化をもたらすことで、PMU市場の展望は明るくなると思います。

NP:特に今、PMUの市場は大きく変わっている時期だと思います。変化に対応するだけでなく自分から変化をもたらすことで、どんどん市場を明るくしていけるといいですね。

若手アーティストや日本人アーティストへのメッセージ

NP:今後のアートメイク業界のさらなる発展のためにも、ぜひ若いアーティストや日本人アーティストへメッセージを一言いただけますか?

Kim:美しさを見つけてくれる職業なので自信を持って、自分自身が成長できるよう頑張って努力してください!日本のアーティストならではの長所を生かして韓国と交流できればうれしいです。

Kimさん本日はありがとうございました!これからのご活躍を楽しみにしています!

 

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