今日は韓国でEDDY ACADEMYの主宰者であり、ソフトブロウ技法の開発者であるEddy Kimさんのインタビューを2回に分けてお送りします。今回は後編ということで、Eddyさんの施術やアートメイクにおいて大事にしていることをインタビューしたいと思います!
トータルビューティー 【エディービューティーラボ】からスタートし、美容技術スクールEDDY ACADEMY(エディーアカデミー)を運営。また、自社ブランドとなる『SCATTER(スカッター)』をローンチし、アートメイク施術に用いられるマシンや商品の製造販売を行う。
現在、韓国国内32ヵ所の支店をはじめとし、その他クリニックやエステサロンに化粧品およびマシンを納品。また、YouTubeやインスタグラム等のSNS事業にも力を注ぎながら、お客様と密にコミュニケーションを取れるよう努めている。
私が得意とするアートメイク技術は「SOFT BROW(ソフトブロウ)」というものです。これはマシンを使用して行うアートメイク技法で、実際にメイクをしたかのように、自然かつソフトな仕上がりになることが特徴です。一般のお客様へ自然な仕上がりを提供することはもちろんのこと、失敗した眉の施術(赤く変色した眉、青く変色した眉、傷、傷跡など)にも対応できます。数万人に及ぶお客様への施術実績をもとに開発した技術となっています。ソフトブロウは施術直後も重要ですが、ダウンタイム後がより重要となる技法です。また、6年間で2,300人以上の現役アートメイクアーティスト達が習いに訪れた、韓国を代表するマシン技法です。
アートメイクをもしも洋服に例えるのであれば、サイズもデザインも自分にピッタリあった服と言えます。今の私があるのもアートメイクのおかげです。私はデザインをしているとき、自分がアーティストだということを特に実感します。私のアートメイクによって誰かの人生を豊かにできることは、とても光栄で価値があることです。そして苦汁を嘗めながらも、独自の技術を開発して守り続け、自身のブランドを立ち上げたことを、心から誇りに思っています。たとえ自分が白髪混じりの老人になろうと、私を求めてくれるお客様がいらっしゃるのであれば、絶対にアートメイクをやめたりしないということを、常々話しています。
これまでEDDY ACADEMYは、韓国国内18支店の支店長達と共に教育事業に注力してきました。そして、その技術をもとに独自開発した「SCATTER」という頭皮アートメイクマシンを用いて施術を行なっています。SCATTERはリリース後早々に13カ国へ進出し、現在さまざまな国のアーティスト達からご好評をいただいています。 今後はSCATTERに加えて、ソフトブロウも全世界に広めていきたいと思っています。
アートメイクを始めるきっかけは、人それぞれだと思います。しかし、アートメイク事業というものは決して楽な仕事ではないと思います。アートメイクによって美しくなり、満たされる人もいれば、それによって数年間、あるいはもっと長い期間苦しむ人もいるということを知らなければいけないと思います。あまり焦りすぎない方がいいものの、一方で遅すぎないようにするということが大事だと思います。先を急いで基本のテクニックを無視してしまうと、その後長く走り続けることは難しくなってしまうと思います。たとえ難しくて時間がかかろうとも、基本のテクニックを大切にしてください。スポーツと同じで、プロとアマチュアのトレーニング方式における最大の違いは基礎訓練です。苦労して習得した基本テクニックは、あなたをより強くし、高みへと導いてくれます。誰もが時にはスランプに陥ったり、予期せぬ壁にぶつかったりします。そんな時は、今自分が自身の職業についてどう思っているのか、振り返ってみてください。私は一番辛かった時、あえてアートメイクの練習に打ち込みました。この仕事以外は自分には考えられないと言い聞かせながら、耐え凌ぎました。そして辛いことがあると、その当時を振り返りながら乗り越えてきました。私は、アートメイクをこれから始めるすべての方々を応援します。
私は、幼い頃から日本が好きでした。そのため10代の頃は、韓国の歌手よりも安室奈美恵、ZARDなど日本の歌手や文化が好きでした。私のささやかな技術を今回日本へ広めることができて、とても嬉しく光栄に思っています。今後日本のアーティストの方々と一緒にアートメイク事業を展開していくことを考えると、ワクワクして期待に胸が踊ります。皆様どうぞよろしくお願い致します🙇
Eddyさん、本日はありがとうございました!前編・後編を通して、講習ではなかなか聞けないようなお話をありがとうございました。今度は6月に日本で講習をされるということで、お会いできるのを楽しみにしております!